
今回は新婦様から、お父様の参列サポートのご依頼です。
ご病気で全介助が必要なお父様は、現在施設で過ごされているとのことでした。
事前にお打ち合わせをする中で、拘縮がおありのお父様でも着用しやすい、ユニバーサルモーニングの提案をさせていただきました。
当日はお父様を施設までお迎えにあがり、介護タクシーで会場である「ザ・リュクス銀座」へ。式場に到着後、お父様のご体調を確認しながら、式服へのお着替えやお手洗いなどをお手伝いさせていただきました。
挙式ではお母様がお父様の車いすを押し、新婦様と3人でバージンロードを歩かれました。披露宴は途中控室でのお休みをとりつつ、無理のない範囲でご参加されました。新婦様からのお手紙と花束贈呈の際には、お声がけと誘導をお手伝いさせていただきました。お父様は、乾杯や拍手にも動かせる右手で応じられ、楽しいひと時を過ごされていることが感じられました。
お母様は、お父様のご様子を見て「こんなに笑って楽しそうな表情は珍しい」と仰っておられました。ずいぶん笑顔は見られておらず、お母様は少し淋しいお気持ちだったそうです。介護士から見ても、心から新婦様のご結婚をお祝いされているご様子で、終始和やかな雰囲気でお過ごしでした。
後日、介護士が撮影したお写真を新婦様にお送りしたところ、大変喜んでくださいました。式の最中はお父様の姿をあまり見られなかったため、とてもよい思い出になったとのことです。また「父が、介護士さんと馴染んでいたように見えた」と、大変嬉しいお言葉をいただきました。
ご家族様とお父様との素敵な時間のお手伝いができたこと、大変嬉しく思います。





