今回は新婦様から、お父様の参列サポートをして欲しいとのご依頼です。
お父様は移動やお食事はご自身でもできますが、少し前のことを忘れてしまうご病気から、慣れない場所では心配があるため、ご誘導やお食事のサポートをお願いしたいというご希望でした。約2ヶ月前から、細かい調整を重ねて準備を進めてまいりました。特に、施設様からお食事の際は食べる量に注意していただくようご連絡を受けていましたので、程よくお声がけできるように介護士の席をお父様のお隣にご用意いただきました。
当日は、タクシーにて男性介護士が同乗し、式場のTHE MARK GRAND HOTELに向かいました。式場到着後は、お着替えのサポートをさせていただき、ファミリーミートやバージンロードのエスコートなどでは、お父様の役目をしっかりと努めておられました。
また、お食事のサポートも問題なく、披露宴の雰囲気も楽しみながら、美味しいと召し上がられていました。
お父様は新婦様とバージンロードを歩くことができ、照れくさそうにしながらもとても喜ばれているご様子でした。お話好きなお父様で、介護士にも「晴れ姿を見られて本当によかった」とおっしゃっていましたが、新婦様にはなかなか面と向かって褒め言葉をお伝えできなかったようです。しかし、新婦様からは「大抵のことは忘れてしまう父ですが、結婚式のことは印象的なようで電話でいろいろと話してくれました」とお礼のお言葉をいただき、お父様の思い出に残るお式としてサポートできたことを、心より嬉しく思いました。