今回のご依頼者は、新郎様のお母様です。ご依頼者様のご両親が、お孫様の結婚式に出るための介助をしてほしいとのご依頼でした。
お父様は左半身に麻痺があるということで、起⽴と着座、お着替え、お手洗いでの介助が必要な状態ですが、手すりにつかまった状態であれば立つことが可能です。お母様も要介護認定は受けられていますが、お手洗いなどはご自身で応可能というご状態です。
ご依頼者様のみでご両親を二人とも介助することは不可能だと思われていたとのことですが、ご両親に結婚式へ参列していただくために一生懸命探して弊社にご依頼いただいたとのことでした。
式場は「伊勢⼭ヒルズ」。当日は、宿泊先である近隣のホテルの客室までお迎えに伺い、式服へのお着替えやご準備をお手伝いさせていただき、介護タクシーで伊勢山ヒルズへ向かいました。到着後、親族紹介を経て挙式会場へ。挙式の間も介護士がお傍におりました。
披露宴でも介護士が付き添い、嚥下障害のあるお父様の食事を細かくカットしたり、とろみをつけたりするお手伝いを致しました。定期的なお手洗いの確認と、食後の服薬のお手伝いもさせていただきました。
お孫様の挙式に出席することは、お父様の退院後の大きな目標だったとのことで、とても喜んでいただけたようで、新郎のご兄弟の時までリハビリを頑張るというお話もされておりました。それを見られたご依頼者様も、介護士にお願いすることで息子の晴れ姿を集中して見ることができて、心の底から弊社のサービスを利用してよかったと思っていただけたとのこと。ご両親にも参列して欲しいというご依頼者様の想いに答えられたこと、非常に嬉しく思いました。